1 できるようになるまで繰り返しテストするシステムがあるか?無料体験で確認すべき内容とは?
塾に通わないと!
と思うタイミングはいつでしょうか?
親御さんとお子様でも考えは違うかと思います。
お互いのタイミングが合って、そこから探し始めた時
手っ取り早いのが、
1 ネットで調べる。
2 友達が行っている。
3 よく通る道沿いにある(通いやすい)
こんなところでしょうか?
どれも正解です。
しかし、それだけですぐに選んでしまうのは危険です。
まずは3つくらい候補を選んでみましょう!
次に無料体験の予約をしましょう。
見つけたホームページには資料請求などもあるかもしれませんが
百聞は一見にすぎずです。すぐに行動に移すべきです。
無料体験での押さえたいポイントは、いくつかありますが
一番重要なのは、
「できるまで繰り返しテストするシステムがあるか?」
です。1回の無料体験ではわかりにくいので、2回、3回
受けられるかどうかも予約時に確認すべき内容です。
ここで親御さんが注意すべきは、
「楽しかった!」と言って帰ってきた場合です。
「楽しい」だけでは学力は付きません。
もちろん脳科学的にも楽しく学んだ方がいいのですが、
学力に定着するには繰り返しテストするしかありません。
生徒さんが確認できないようであれば親御様の方から確認することを
お勧めします。
「よくわかった!」「理解しやすかった!」なども同じです。
2 生徒さんの学力に応じたプログラム(教材、ペース、指導法)が可能か? 個別塾であっても隣の生徒さんと同じことをやっているなら、ただ仕切りがあるだけで真の個別塾ではない!
例えば、中2の2学期に入塾した場合、
決まった教材しか使っていない塾の場合
生徒さん本人が数学と英語でつまずいているとした場合
その塾ではその生徒さんにどこから指導を始めるのでしょうか?
数学であれば、
必要なら小学校の四則演算まで戻るか、正負の四則演算か
文字式か、方程式か、比例反比例か?
いずれにしてもその教材をそこから他の生徒さんと一緒に進めて
大丈夫でしょうか?
英語であれば、中1で学習した内容で習得していないところを
戻って復習してもらえるでしょうか?
途中入塾の場合は特に重要な内容ですので、無料体験時にしっかり、
確認することをお勧めします。
3 ホームページに料金が載っているか? 月謝以外にもかかる料金まで全てわ かるかどうか(教材費、講習費、管理費、模試受験料)振替や時間帯の融通も重要
親御様にとって気になるのは、
何と言っても料金ではないでしょうか?
最初にキャンペーン中などと言って、
入塾金が半額だったり、無料だったりしても、
高校受験までにトータルでいったいいくらかかるのか?
ホームページには載っていない場合、
資料請求したり、直接問い合わせしたり、
聞いてから断るのも気まずい。
通常の月謝や入塾金は載っていても、
講習費、教材費や管理費などは載っていない場合が多いです。
説明会などでしか教えてもらえない場合は、
チェック項目リストなどを用意してしっかり確認するように
しましょう。
合わせて確認したいのが、急に体調が悪くなったり、
天候や送迎の都合で塾に行けなくなったり、遅れたり
した場合に振替が可能かどうかも重要です。
遅れた場合にも終わりの時間を遅らせることができるかも
合わせて確認しておきたいところです。
4 受験に必要な全教科の指導、自宅学習へのサポートが万全かどうか?
中学受験、高校受験、大学受験
それぞれに受験教科が決まっています。
どの受験も教科ごとではなく必要教科の合計点数で
合否が決まります。
塾によっては1教科いくらのように料金設定がされている場合は
要注意です。定期テストの点数は上がるかも知れませんが、
受験には全教科必要です。
受験にゴールを決めた場合には、塾選びのポイントとして
全教科指導して月にいくらかかるのか?
受験までにいくらかかるのか?
はしっかり押さえておきたい内容です。
また、塾に来た時しかサポートしない塾なのか?
宿題を出す塾なのか?
計画を生徒さんと共有して、生徒さん本人が理解、納得して
進めていっているのか?
塾以外の時間に対するサポート力が今後の塾選びの
最重要ポイントであることを覚えておいていただきたいと思います。
塾へ行かせているから安心、
ではなく普段のお子様の生活習慣にも注意が必要です。
5 生徒さんの自立が教育のゴールである!
メンタル面でのサポートも重要、自己肯定感を育めるか?
成績の悪い生徒さんの中には、
自己肯定感も低い生徒さんがいます。
心と脳と体のバランスが重要です。
この3つのバランスを上手くとっていかないと
人間力が低いままです。
塾でのサポートにこの自己肯定感に対してのサポートが
できるかというのも重要です。ここで注意したいのは、
ただ専門の相談員がいます。ではダメだということです。
指導する先生が相談員レベルであることが重要だということです。
これも無料相談などで直接聞いた方が良い内容ですので
参考にしてみてください。
教育のゴールは自立だと考えると、いつまでも塾に
依存する形ではなく自立をサポートしていくことが
教育であると考えられます。
受験に合格しても、不合格になっても人生は続きますので
第1志望校の合格以上に大事なものを学べる塾が
理想の塾選びであると筆者は考えています。
6 まとめ
塾選びは無料体験から始めましょう!
いくつかの塾に行ってみることで
違いがわかってきますし、
自分に合う塾を見極められるかと思います。
指導方針や、宿題の有無、学習計画のサポートなど
チェック項目は色々ありますが、
全て満足いく塾は少ないかも知れません。
そんな時はこれだけは譲れない!
というように条件に優先順位をつけて
ある程度のところで決めるのも大事かも知れません。
ただ辞めたり、転塾するなどの状況でなかなか
辞めれないという塾もあるようなので、
念の為確認しておくのも必要かと思います。
最後にどんなにいい塾でも結局やるのは生徒さん本人
ですので、親御さんも無理強いしてやらせるというのだけは
避けた方がいいでしょう。
今回は触れませんでしたが、
塾に向く生徒さんと家庭教師に向く生徒さん、
通信教育やオンラインで学ぶスタイルが向く生徒さん、
というのもありますので、塾だけではないということも
最後に付け加えさせていただきます。
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